Shichirigahama Town Community

環境コンシャスな人たち第8回「山歩きの達人は環境の達人。」

毎朝6時、七小の田んぼに1時間半、水張りをするのが日課です。と笑顔で話すのは七里在住50年の出口さん(84歳  東4丁目)。七小とは20年以上のお付き合いで、子ども達に稲作を教えています。竹トンボづくりもお得意で、子供たちのヒーローの出口さんは樹木の剪定、公園やプロムナードの雑草取りでも大活躍。広町の森も保全運動が始まる前から、鬱蒼としたツタや笹をお仲間と伐採し、山道を整備されました。
出口さんの自然との関りは子どもの頃から。球磨川流域(熊本)のご出身で、林野庁勤務のお父様に連れられての山野散策が始まり。自動車メーカー勤務の38年間は働きづめでしたが、休日に穂高、燕岳や中央アルプスを踏破。登山は75歳まで続けたそうです。山歩きの一方、七里のプロムナードをいつも綺麗にしてくれている人を見て、感謝とともに、定年後は手伝いたいとずっと思っていたとのことで、それが現在の活動につながっています。「自分の健康のため、そして誰かに喜んでもらえるのが嬉しくて続けています。子ども達にその姿を見せることも大事。」「子どもはちゃんと見ています。覚えています。学んでいます。」と子ども達への想いを語る出口さん、素敵です!
どうぞこれからもお元気で。今年は稲の実りも良さそうで、10月の収穫が楽しみですね。(21_0903)